2013年5月29日水曜日

ローストしてから



先日、なにはなくともすり鉢ですりすりして粉砕したカシューナッツを
そろそろなんとかしなければいけない。

とりあえず、今年の始めに料理用に買ったパイ皿があるので、これを使用することにする。
パイにしようか。それともタルトにしようか。
なんかこう、そういった類いだとナッツ系のものが下のほうに敷いてある気がするし。

そこで冷蔵庫にしまっていたカシューナッツをオーブンでローストしてみる。
香ばしさが出るのではという期待で。

しかしふと気を許したすきに、あっというまにアルミ箔にのせたカシューナッツが焦げていた。
はあ〜〜。この手の失敗って本当に残念以外の何者でもない。自分の不注意だしもったいないし。
ほんとに短い時間で軽くローストすればよかったのだな。。


お菓子作りは頻繁にやらないけれど、実はいろいろ気をつけなければいけないポイントがあり、
たまに思い出したように作るものだからそのポイントをすっかり忘れて見逃してしまいがちだ。
こりゃあ失敗する確率が高いわと改めて思った。


色的は、まだ大丈夫そうなきもして(やや濃いめのブラウン)
ひとつまみして味を見ると、苦いし塩味だし。。これはもしや、あんまりおいしくないということでは。食べられないこともないけど。。
まあ、ぎりぎり失敗のラインであった。

しかしもったいないし悔しいという貧乏根性で、なんとか焦げていない下の方をスプーンで取り出し
塩味なのであまり量も使えず大さじ一杯くらいで使用することにした。
アップルパイだと面倒そうなので(クロスのラインとかが)アップルタルトにした。

パイ皮をつくり、一度型にはめて焼いて取り出し
先ほどのカシューナッツとラムレーズンを混ぜて作ったクリームをその上に敷き詰める。
その上にリンゴのキャラメル煮(バターと砂糖とレモン汁で煮たもの)を並べて
170℃で30分焼けば完成だ。

2013年5月28日火曜日

すり鉢で



休む日働く日のメリハリが必要だと痛感して
この週末で実験してみた。

当たり前だけど、やっぱりこの方がよいみたい。
休むときは無心になってきちんと休む。

グーグルの地図をプリントアウトして
いつも行かない方角の遠くの駅まで歩いてみる。
知らない町のモスで読みかけの本の続きを一気に読む。

家に帰ってきて、いつかお菓子作りに使おうと買っておいたものの
すっかり放置してしまっていたカシューナッツを、とりあえずすりこぎで砕いてみる。
これを何に使おうか。

TVを見つつも、すりこぎで砕くという行為にすっかりはまる。
原始的な欲が満たされるような気がする。

「八重の桜」。今週は三郎も修理も亡くなってしまった。寂しい。
昔の人の名前は、修理とか頼母とか覚馬とか、いい名前だなと思う。
よくばっていなくて潔い感じ。
毎週見ているので、来週がまた楽しみ。

2013年5月27日月曜日

最後のとき/最初のとき


先週、原美術館で展示中のソフィ・カル「最後のとき/最初のとき」へ行った。
平日の早い時間だったので、程よい人出だった。

何らかの事情で目が見えなくなってしまった人に、
最後に自分が見た風景はどのようなものだったのかを
答えてもらう内容。
その本人のポートレイトとともに、その時見えていたものが書き出されている。

展示の説明にも描かれていたが、その質問は残酷であるなと思う。

そして、そのテキストと本人の写真を遠くはなれたこの日本で
白昼まじまじと見つめてしまうことに
小さな痛みというか罪悪感のようなものを感じてしまう。

日常近くにそういった人があれば
傷口を開かないように、周りのものは気がついていても知らない振りをしたり
その部分をぼやかして接していると思う。

しかし、この展示の内容を聞いたときになぜかとても興味をひかれた自分がいた。
というか今の自分には、このような展示を見ることがとても必要なことのように思えた。

目が見えないということは、その方々にとりまぎれもない喪失ではあるが
その展示を見ている私たちのなかにもなかなか日常には表出することのできない
様々な形の喪失や欠落があるはずである。

そういったものが、ざわざわとそのまま表に出てきてもいいような
何かの綺麗な形に整えなくてもいいような
そういった、しんしんとした静かな気持ちを持ち帰った一日だった。




2013年5月1日水曜日

新しいブログを始めました!

こんにちは。
映像やイラストを作っている masako noda ともうします。
自分のホームページをリニューアルしたので、新しくブログを作ってみました。

この場所では、思いついたときにあまり意味のないことを気軽に書いていきたいです。
新しいイラストなんかも描いていきたいです。

「チュンチュン便り」なので
家にいる文鳥のチュン吉についてのことが多くなるかもしれません。

のんびりとおつきあいいただければさいわいです。