2015年12月26日土曜日

手芸の冬 その2

前回の続き。ソファのクッション制作の仕上げです。


こう見ると小さく見えるけれど直径5cmはかなり大きいボタン。
これは芯替わりのボタンなのでとりあえず仮に通してみて様子をみる。
うん、ボタンホールの大きさは問題ないようだ。


ソファのクッションぽさを出すためにやはりここはクルミボタン仕様にしたいところ。
コンパスでボタンを包み込めるくらいの大きさの円を引く。


 クッションの表と裏に貫通させるボタンなので
このように2枚合わせになっています。
 強度を出すために荷造り用の麻ひもを仕様。


5cm用のクルミボタンに合うパーツを探していたら
お店の人にこの白っぽいお椀のようなものを紹介された。


使い方がこれで良いかちょっと自信が無いけれど
サイズはぴったりなのでとりあえず重ねてみる。


包む布地はこんな感じ。
円周に沿って太めの糸でざっくり縫っておく。


その糸をぎゅっと絞り上げればクルミボタンの出来上がり・・かな?


ミシンで縫っておいたクッションカバーのボタンホールに
このクルミボタンを差し込んで・・・


反対側から出してみる。


うん、結構きつめに作ったので
皺もいいかんじに寄ったかな。


こちらが出来上がり。
さっそくソファに合わせてみる。
なんだか風変わりな作りのソファですね。


新入りのフレッシュなクッションも加わって
部屋も少し若返ったかんじ。
寒い冬は暖かめの色合いが嬉しい。
さすがマリメッコさん分かってらっしゃるな。

※短いシリーズでしたが「ソファ編」終了です。

2015年12月20日日曜日

手芸の冬 その1

木工は主にベランダでやっていたから今は寒くてちょっともうできないな。
ということで手芸シリーズ。といっても数回で終わりそうですが。

前回、家にある調理台を新しくリフォームしたら
なんとなくその他以外のものが古ぼけて見えて来た。

今までは見慣れていたのに時がたって古びてしまい
それがあんまり良く無い状態だったのに、知らない内に目がなじんで
脳内でスルーしていたのだと思う。
きっとこういう事って良くも悪くも人間関係でもありそうだな。

さて話がそれたけれど、次に「なんとかしたい物件」はこれ。


大分前に一人掛けソファを中古で買ったのだけど
そのときついていたマット類は全部捨てて
新しく布でカバーを作った後に
ネットで探した椅子張り替えの店に
中のウレタンマットだけを作り直してもらっていたのだった。


それで、座面はなんとか形になったのだけど
背面は使わなくなった羽枕をとりあえず利用していた。
しかし枕だけだと高さが足りなかったので
嵩まし用の補助クッションも少し前に作ってはいた。

でもなんだか枕の部分が様にならないな〜とずっと思っていたのだった。


そこで設計図である。
木工もそうだけど、実際ペンを動かして
とりあえずの数値を決めていくと
「なんとかなるかも?」という気がしてくるのだ。


さっそくユザワヤで必要なものを買い込む。
しかし・・・生地についてはどういうものを選んだら良いのかずっと迷っていた。
前からお世話になっていてセンスの良かった「コットンフィールド」の布部門は
数年前に閉店してしまっていたのでとても困っていたのだ。


迷ったあげく、そうかマリメッコという手もあるなと
お店に行ってみたら10cm単位で切り売りしてくれるらしい。
柄も思い描いていたイメージとほぼぴったりだ。
しかし、10cmの値段が・・・「かわいくない」お値段である。
これは失敗出来ない!という思いで1m買ってきた。


途中過程の写真を撮るのを忘れてしまったけれど
最初に作ったヌードクッションの出来上がりがこちら。
中身には綿ではなく発砲ビーズを入れてみた。
ソファのクッションらしさがでるように
中央の2カ所でボタンをキュッと止められるようにした。
(分かりにくい説明かもしれないけど)


さっそくカバーを縫っていく。


少し前に長年愛用していたミシンが壊れてしまったので
新しく買い替えたのは良かったけれど外国製なので表示が全部英語。
マークで何となく判断している。
まあ今のところ不便はないかな。


先に出したヌードクッションに合わせて
ボタンホールを作らなければいけないので
ミシンの設定を合わせて縫ってみた。
うん、結構綺麗に行ったかも。


このボタンは5cmくらいあり結構大きいのだけど
写真だと分かりづらいので鉛筆と比較。
ボタンも5cmくらいあるのはなかなか売っていなかった。


 面倒だけど、パイピングをすると「それっぽくなる」ので
仕付け糸で印に沿ってあらかじめ縫い付けておく。

次回に続きます。




2015年12月12日土曜日

木工の秋 その25(ビフォアー&アフター 2)

完成しました。ビフォアー&アフターです。
↓↓↓↓↓↓

以前の吊り棚収納。
今見るとひどいなこりゃ。。

こんな風に仕分けの棚を作って。。

これを吊り棚にはめ込む。
うん、サイズもちょうど良し。
用途がなくなったら、単体で外で使っても良いかもしれない。

余った板で作った小さい棚。
とりあえず、チュン吉(ペットの文鳥)の餌保管棚として。

どうですか?チュン吉先生。 

う〜ん。。。 

 ま?いいんじゃない?
(あんまり関係なさそうです。)

ではでは、これで秋の木工シリーズを終わります!
おつきあい頂きましてありがとうございました!

木工の秋 その24(ビフォアー&アフター 1)

完成しました。ビフォアー&アフターです。
↓↓↓↓↓↓
以前の作業台。
今見てみると水垢や熱い鍋を置いたときに
塗料が剥げた後などかなり劣化していた。

 
新しくなった作業台。
塗料も全体に塗り直して全体的にさっぱり。
下に収納も出来るようになったのが嬉しい。

あまり美しく無いけれど比べるために版面のアップを。。
これでも日々拭き掃除はしていたのだけど
いかんせん水がかかる場所だったのでなかなか水垢が取れない状態に。

水回りに使うので今回はタイル加工に。
熱い鍋を直接置いてもこれで大丈夫!

家に何年も温存していた真鍮の取っ手の出番がやっと来た。
蝶番もそれに合わせて真鍮製に。
白と金のコントラストがなかなかいいかんじ。
扉はあえて塗料を剥がし気味にして木目を出しレトロ風味に。

扉の中には、とりあえず調理道具を。
まだスペースがあるから、冷蔵庫に入りきれない野菜や果物を入れても良いかも。

基本的にはこんな感じで
洗いものかごを置いておく台にするけれどー

洗いものがないときは、かごを中棚にしまって、
調理の作業台に変身。

たまには気分を変えて、
ここで朝食をとってもいいかもしれない。

(※長くなったので次回に続きます。)

2015年12月9日水曜日

木工の秋 その23

作業終了の回。
寒さの感じ方が1ランクあがった。もう間違いなく冬が来た。

今まで木工で扉を作っても閉じ方についてはあまり深く考えてこなかった。
閉じたらとりあえず簡単な留め具(昔のトイレの鍵みたいなもの)でロックすることでごまかして来ていた。
しかしハンズのおじさんに聞くとマグネットキャッチは後で微調整も出来るし使いやすいとの事。


おじさんはマグネットキャッチについてすごく情熱的に色々な話を教えてくれたが
半分くらいは意味が分からなかった。
おじさんが言うには扉作りはやはり一筋縄では行かない事が多いそうだ。
作業台を逆さにして扉上部にマグネットフックの受けを付ける。


こちら扉本体に付けるパーツ。
金具の四辺が少しだけ尖っているのは位置の印をつけるため?


扉が閉まりづらかった問題も一区切り付いたので
削った部分に塗料を再度塗って完了させる事に。


あとは塗り足したところをこのまま乾燥させて完成。
作業はこれですべて終了です。


2015年12月6日日曜日

木工の秋 その22

扉を取り付ける最後の仕上げ。

扉は顔になるところなので、アクセントになるテイストを加えたい。
塗料を普通にかっちり塗らずに薄塗りにしておき
ヤスリ掛けして木目を見せる少しレトロな仕上がりにする。


10年越しに使う道の決まった真鍮の取っ手を取り付ける。
こうやってみると蝶番も奮発して買って良かったなと思える。


扉の柱が斜め担っている問題は、このワッシャーを噛ませることで
なんとか水平になりそう。


ここに蝶番を取り付ける。


取り付けたところ、やっぱりまだ扉がきつい。。少し削るか。


そうこうしているうちに、どんどん削ることになった。
扉の上部なので見えないところで良かったけど。
これでうまく取り付けられるだろうか。