2013年6月4日火曜日

はなれ瞽女



タルトは無事焼き上がった。
味は、まあまあ。
ぶっつけで作ったのでこんなものだろう。
林檎煮にレモン汁を入れすぎたが
その酸味が、バターとレーズンのラム酒漬けのくどさを中和してくれ
よかったかもしれない。

しかしお菓子というものには、恐ろしい量のバターが含まれているのです。
人に配るような出来でもないので、バターの過剰摂取におびえながら
朝食の代わりに一切れずつやっつける。


新聞を読んでいたら水上勉さんという小説家の特集記事。
福井県出身のかたで、その記事は原発関連の特集でもあった。

たぶんものすごく有名な方だと思うが不勉強で知らず。
しかし、心惹かれるものがあり、代表作をしらべたりしてみると
[はなれ瞽女おりん]の文字が。

あれ?これはずいぶん前にTV放送を録画しておいたものの、未だに見ていなかった
あの映画の原作ではないかしらん。
こんなきっかけもないと、この映画を見るのがまた先になってしまいそうなので
さっそく見てみるとこれがすごくおもしろかった!

篠田正浩監督。
出演、岩下志麻。原田芳雄。
1977年か。

こんな映画があったのだな。
映像に土着の生命力が宿っているようで救いのない物語なのに演技が輝いて見える。
今は重たくて情けなくどうしようもなく悲しいようなもの、でもなぜかかっこいいものを自分が欲しているのかもしれない。どうしたことだろうか。



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